ネオ・ロマンチシズム

日々のオタク活動日誌。広く、深く毎日を楽しんでいます。

悲しいとき。 

うわーん(号泣)
博士の愛した数式、少しホロリの大きく脱力。

映画ならではの黒板を利用した演出は大変良かったと思います。原作だと広告の裏とかになってしまうので、映画という映像なら黒板の方が分かりやすくていい。
お話自体も成長したルートが語る、という形式も悪くはない。

でもね。

あの〜、私が超楽しみにしていたシーンが全く違う物質に変わってしまっていてショックだったんですけど…。映画の後半、博士へのプレゼントがあのようなジャンパーになってしまっているとは!?
知らなかったです、ホント。確かに、原作通りだと色々と不具合があるのかもしれないけれど、でも私はあのシーンというかあの小道具が好きなのに(涙)他にも、映画では散歩に行くシーンは一応あったけど、個人的には理髪店や歯医者に行く博士が好きだったのに。あと博士が照れたときにやる癖とかあった?
がーん。私のお気に入りのシーンがことごとく削られている!!
さらに、映画だと未亡人の位置づけがかなり大きくなっていますね。まあ、大女優さんですからね。でもなー。
未亡人と博士のエピソードは映画オリジナルですね。一応原作でもありますが、あんなにあからさまではないです。だからこそ、未亡人の存在が大きく感じられたんだけどな、私は。

まあ、でも寺尾聰の演技は最高でした。ホント。表情やしぐさ、行動を見ているだけで涙が出そうになりますからね。凄すぎる。あの寂しそうな顔とか…もう…(涙)

という風に、映画の全体的な雰囲気はとても良かったです。



まあ、うん、ここ最近どうにも評価が辛口なのかな〜?人が絶賛するほど、良いと思えるものが少ないです。うーん、心が貧しいのかな?
てか、人と感覚が物凄くずれているんだよね。逆に、周りが「つまらん」とか思う作品を「面白い」と感じる今日この頃。もちろん、ただただ絶賛するのでなく、悪い部分も含めてそれでも!という感じで一応理由もあったりする。一人、感性革命が起こっている気がしてならない澪でした。

最近の邦画で良い作品ってどんなのですかね?私、履歴書の趣味の欄に「読書・映画鑑賞」と普通に書くほどなのですが、最近は映画を見る率も低くなってきました。昔は時間があればレンタルビデオ三昧だったというのに。ホラーとかは無理です。アドベンチャー系もあまり見ないですね。てか、今3が公開されている、ヒーロー映画ありますよね?私、あれ1すら見てないですよ。あの出で立ちからして無理だと思って…。
今まで自分が見た映画とか今度整理したいな〜。そんでもう一回みたい映画を考えたい。あ、邦画なら今、眉山がめっちゃ見たいです。近々見に行こうかな〜。
昔のでも現在のでも、おすすめの映画があったら教えてください。

[ 2007/05/20 02:24 ] 本・映画 | TB(0) | CM(0)

スケキヨくん 

さて、本日念願の犬神家の一族を見に行ってきました。一人です、もちろん。
映画館にはまだ小学生と思われる子たちがちらほらいて驚きました。え、だって、そんな!そりゃミステリーとかホラー?ではないか、まあ、そんなカテゴリーで考えれば興味があるかもしれませんが、横溝はそんな澄んだミステリーを書いたりしていません。中身はドロドロです。そして複雑過ぎる人間関係。もちろん、表面的な人間関係もそうですが、血縁というか一族の家族構成自体複雑ですよ。たぶん、いや、絶対に理解できていないと思います。映像のリアルさや、グロテスクさを取れば満足なのかもしれませんが、家に帰って親に「つまらなかった」と報告したに違いありません。ま、それはさておき。
本編。

ここからは映画、犬神家の一族のネタバレになりますので、原作をお読みでない方、映画をこれから鑑賞予定の方、少しでも内容を知りたくない方はご遠慮ください(トリックをほのめかす感想になっています)。





[ 2006/12/29 04:04 ] 本・映画 | TB(0) | CM(0)

発掘その1、「本」 

これは以前使っていたブログで書いた記事の抜粋です。勿体無いのでもってきました。

>横溝正史『生ける死仮面』『花園の悪魔』
『生ける死仮面』は当初、売れない彫刻家の男色がもとで起きた、死体陵辱という変態的情熱家の事件として扱われていたのもが、調べていくうちに、とある家の財産問題にまで発展していったりと、短編ながらに二転、三転するお話です。短編なので、長編と違って「ええええええーーー」というほどの驚きは感じられませんが、静に「ふんふん」と頷けるような展開は楽しめます。
『花園の悪魔』はSという温泉場で起きた、ヌードモデルの女の事件で、花園の中にまるでヌード写真のようなポーズを取らされて遺棄された死体が発見されます。その女が殺される前夜に一緒にいた男は誰だったのか?なぜ部屋から女の衣類や持ち物が全て消えたのか?と、小さな問題はちらほらあり、それが後半になるととても深く頷けるほどの意味を持っていました。ラストは読者に任せる、というような感じの終わり方で、スッキリ感はあまりないかも・・・・。
まだあと二編残っているので頑張ります。この短編集は猟奇的な事件が扱われているようです。早く、長編が読みたい。
(2006.02.18)


>森鴎外『雁』
森鴎外は『舞姫』とか『高瀬舟』は面白いと思えたんですけど、この『雁』はどうにも。ぶっちゃけ、仏蘭西語とか独逸語が飛び交うので、読みにくいです。それから漢詩作品がひたすら名を連ねていたり。主人公らが東大生だから、全てにおいて高尚な話というか。確かに素直に読めば哀愁漂う素晴らしい作品、と思えるのかもしれないけれど、私は森鴎外がこれみよがしに知識をひけらかしているとしか思えなかった(汗)うわー、自分ひねくれているな・・・。同じ知識人でも芥川龍之介はそんな作風ではなかった。古典に題材をとってもオリジナリティ溢れているし、緻密なまでの作品構成には脱帽だった。でもなー、この『雁』はどうにも好きなれない。もし、この作品が最初に読んだ鴎外作品であったら、その先他に読もうとおもう気すら起きなかったと思う。ただ、やっぱり話の運びや構成の仕方は秀逸でした。象徴的な文章も素晴らしい。
(2006.06.08)

>堀辰雄『風立ちぬ』
「風立ちぬ、いざ生きめやも。」で有名な堀辰男の表題作なんですけど、個人的にはこの話は好きです。言葉の表現もきれいでした。象徴的だったり抽象的だったり、研究するにはかなりめんどくさい部類だとは思いますけどね・・・。高原のサナトリウムに、病に冒された恋人の節子につき添ってやってきた小説家の私の一人称なんですけど、故に物足りなかった。小説の中の私も小説として自分と節子の話を書いているという設定なんですけど、あまりにも節子の描写が少ないので、なんとなーく私のエゴだったんじゃないかと思いました。生きること以上に死ぬことの意味を考えたり、幸福とはいかなるものかを捉えようとしているのですけど、うーん。節子と私の描写は好きなんですけどね、どうもね、「私たち」の幸福云々言っているけど、やっぱり「私の幸福」というか、自己満足だったんじゃなかろうか。と一読して思いました。いや、でも作品自体は奇麗という言葉が似合う感じなので、純文学としてはオススメです。
(2006.06.21)
[ 2006/01/06 03:11 ] 本・映画 | TB(0) | CM(0)
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